南米留学の費用はいくら?物価は安い?ペルー留学の準備から現地の生活費まで全て見せます!

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こんにちは!どすめとろすと申します!

突然ですが皆さんは、南米での生活ってイメージがつきますか?治安などの生活環境もそうですが、生活費などの日々の支出についても、実際に住んでみないと分からない部分が多いかと思います。

実際に僕は南米のペルーへ留学したのですが、思わぬところでお金がかかったり、逆にあるものは日本より圧倒的に安かったりと、南米生活での出費についての驚きがたくさんありました。

なので今回は、これから南米へ留学や長期滞在をする人たちへ向けて、2023年8月〜翌年1月までの半年間のペルー留学で実際にかかった費用とその詳しい内訳を公開したいと思います。

なんとなく「南米は安い」というイメージを持つ人も多いですが、準備や現地の生活には具体的にどれくらいの費用が必要なのか?この記事を読めば、南米生活の支出のイメージがつかめると思います!

では、いきましょう!

目次

渡航前にかかった費用(準備費)

ペルー留学の準備にかかった費用は、合計39.7万円でした。詳しい内訳を見ていきましょう。

準備費は、南米留学するにあたって最低限必要になる準備費用を挙げています。パスポート取得代や買い足した衣類などの雑費は計上していません。

海外留学保険

渡航先で怪我や病気にかかった際の保険です。南米の物価が安いとはいえ、緊急外来や入院費用は決して安くありません。

また、留学先の学校や家から保険加入証明書の提出を求められる場合もあるため、渡航予定の方は必ず保険に加入しましょう。

特に治療・救助費用無制限のプランに加入することをお勧めします。僕は大学推奨の「学研災付帯海外留学保険(付帯海学)」に加入しました。

予防接種

南米では、腸チフスなどの日本で馴染みのない感染症のリスクがあるため、渡航前に予防接種(ワクチン)を受ける必要があります。外務省 海外安全ホームページから渡航先の国を検索し、「医療事情」欄に記載の予防接種を受けましょう。

予防接種の種類によっては、期間を空けて複数回受ける必要があったり、都市部の海外渡航者向け医療センターでしか取り扱いがない場合があります

そのため渡航する半年〜3ヶ月前から、予防接種が受けられる病院や摂取回数、スケジュールを考えて計画的に準備する必要があります。

僕(ペルー渡航)の場合、外務省で推奨されている全ての予防接種(黄熱病1回、腸チフス1回、A型肝炎2回、B型肝炎2回、狂犬病3回)を受けました。

渡航費

成田ーリマの往復航空券です。アエロメヒコ航空を利用しました。南米の物価が安いですが、渡航費はヨーロッパへ行くよりも高いです。

生活費

ペルーの首都リマでの1ヶ月の生活費とその内訳を詳しく見ていきましょう。2023年9月の支出の例です。

生活費の総額は、82,676円でした。

総務省のデータによると、日本の単身世帯の生活費は月167,620円なので、ペルー・リマの生活費は、日本の半分程度であることがわかります。

なお当時は円安で、1ソル=約39円でした。

2023年9月の支出:82,676円
2023年9月の支出:82,676円

家賃

留学生シェアハウスです。大学から徒歩5分・キッチン共有・トイレ・シャワー付きの個室で210ドル(約31,500円)でした(家賃の支払いがドルかソルかは家によります)。

シェアハウスなら2万後半~4万以下、ホームステイなら食事の有無や掃除サービスなどの条件によりますが4~9万円で快適に暮らせます。

ペルーで住んでいたシェアハウスの個室。キッチン・リビングのみ共有。綺麗でWi-Fi環境も整っています。

食費

コンビニくらいの小さなスーパーでも品揃えは良いので、週4くらいで自炊の材料を買います。自炊はパスタや米類、肉や野菜の炒めものが多いです。冷凍鶏肉(1kg・600円弱)は安くて日持ちするのでよく食べていました。

買い物はスーパーよりも市場(mercado)のほうが安いですが、現金しか使えない点やぼったくり、(肉類は)衛生面が不安なので、たまに青果類を買う程度に利用していました。

外食費

主に学食のお金です。昼はよく学食を利用し、1食400~600円(10~15ソル)でお腹いっぱいになります。ペルーの食事は量が多いので、身長2mの僕でも満足できます。

ペルーで外食する場合、飲食店の値段は非常にピンキリです。個人経営のやや薄暗い大衆レストランでは400円~800円で腹を満たせますが、マックやスタバなどの外資系チェーン店は日本と同価格~1.5倍程度です。

日本のファミレスのような綺麗で照明の明るいレストランでも、普通に1000円~3000円取られることもあります。店前でメニューを確認できる店も多いので、事前に価格帯を見ておくと事故ることはないです

洗濯費

日本との違いとして、「洗濯費」がかかります。ペルーでは洗濯機がない家も多いため、街の洗濯屋さんやコインランドリーをよく使います。

相場は洗濯物1kgあたり3〜4ソル(120〜160円)で、週1回のサイクルで洗濯屋へ行っていました。洗濯・乾燥だけでなく、全て綺麗に畳んで返却してくれます。

交通費1,966円

主にタクシー代です。バスのほうが安く40~120円で利用可能ですが、バスは治安や快適さが終わっているので、タクシーを利用する機会も多いです。

とは言ってもペルーのタクシーは日本よりも圧倒的に安く、料金は2キロ400円前後、15キロ1200円前後です。タクシー通学する留学生もいるくらいです。

ATM手数料1,520円

ATMで現地通貨を引き出す際にかかる手数料です。クレジットカードや銀行のデビットカードの海外キャッシングで引き出します。

おそらくペルーで最も手数料の安いBanco de la NaciónのATMでは、1度で最大400ソル(約16,000円)引き出すことができ、600円弱の手数料が取られます。

通信費 1,200円

携帯料金はClaro というキャリアを利用しました。国内電話かけ放題・月10GBで29.99ソル(約1,200円)です。

交際費・日用品・お土産7,512円

交際費:友人と食事や遊びへ行く際にかかる交通費や外食費です。
日用品:タオルや水筒を買いました。
お土産:留学先大学のグッズを購入しました。こう見るとこの月はけっこう浪費していますね

まとめ:半年間で合計いくらかかった?

2023年8月〜2024年1月までの半年間のペルー留学にかかった費用は、合計85万円でした。内訳は以下です。

より安い家に住んだり学食や外食を減らして自炊をすれば、月6万円台でも生活は可能かと思います。

海外留学保険5.2万円
予防接種11万円
渡航費23.5万円
生活費月7〜8万円×6ヶ月=45万円
合計85万円

いかがだったでしょうか?今回は南米留学の準備から現地生活までの費用を紹介しました。

あくまでもペルー留学の一例ですが、本記事を読んでいただいたみなさんの南米生活のイメージや予算の解像度が上がったかと思います。

本記事はまだ1本目ですが、これからも生身で体験したペルーや南米情報を発信していく予定ですので、よければコメントや記事の共有をよろしくお願いします!ではまた別の記事でお会いしましょう。Nos vemos!

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