あの日清がペルーのカップ麺を作っていた!南米限定の4つの味を食べ比べ!

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こんにちは!ラーメン大好きどすめとろすです。

先日ペルーのコンビニを訪れた際、日本で見慣れたあの「日清カップヌードル」が売っていました。「日本から輸入されてるんだ〜」と感心しましたが、よく見てみるとパッケージの文字がスペイン語、なんと日本の日清が、南米向けにカップヌードルを作っていたんです。

日本人としてこれは食べてみるしかない!と思い、売っていた4種の味を全て購入しました。

なので今回は、南米の日清カップヌードルのレビューをしたいと思います。ペルー留学で、日本からカップ麺を持っていくほどのラーメン好きである僕が、忖度無しで日清の実力の評価をします。

ちなみにペルーに持っていったカップ麺はマルちゃん製麺のQTTAでした。では、さっそく食べていきましょう!

目次

購入したのは?

日本に無い4つの味

今回購入したのは

Pollo(チキン)

Pollo picante(辛チキン)

Carne(肉)

Queso cheddar(チェダーチーズ)

の4種類です。価格は、1個あたり5ソル(約200円)でした。

作り方がちょっと違う!?

食べる前に、面白い発見がありました。

カップ側面を見てみると、右上に“EN MICROONDAS”(電子レンジで)と書いてあります。ペルーのカップヌードルは、お湯でだけでなく電子レンジでも作れるようです。

レンジで2分チンして、1分待つ、計3分で作れます。お湯を注いでも同じく3分で作れますが、レンジならお湯を沸かす必要がないので時短ですね。効率厨には嬉しい仕様となっています。

では、食べていきましょう。

Pollo(チキン)味

最初にいただくのは、Pollo(ポヨ:チキン)味です。

このパッケージ!われわれ日本人に馴染み深い「日清のカップヌードル」ですね。ペルーに来て、カップ麺で日本の懐かしさを感じるとは思いませんでした。

中身はこんな感じ。見た目は日本のカップヌードルと変わりないように見えます。ただ、容器内側のお湯の線が異常に低い位置にありますね。味が濃くなっちゃうよ…もしくは元々薄味なのか。

具材は、コーンと小さい肉、そして赤いものはなんだろう。食べて確認しましょう。お湯を注いで3分待ちます。

できました!ペルーのカップヌードル、チキン味です。いただきます!

まずはスープ。匂いはお菓子のドリトスの赤のような、スパイシーな匂いです。飲んでみると、胡椒が効いた鳥の洋風スープといった感じで、美味しいです。若干セロリのような風味があり、ペルーでよくあるスープの味です。

というか、スープの味が完全にスープです。スープなんでそりゃそうなんですが…

たとえば日本のカップ麺のスープは、麺と合うように味や塩味されたもので、決してそのスープを「汁物という意味でのスープ」として飲まないじゃないですか。

でもこれ(ペルーのカップ麺)の場合、チキン味のインスタントスープ(汁物)に、麺を入れたような感じがします。なので、スープの味も日本のものよりやや薄く(汁物として飲み干すことを前提にした塩味?)、不味くないのですが、スープと麺の相性がそんなに良くないです。

これはラーメンというより「スープに麺を入れたもの」という印象です。まあ、ペルーの日本食レストランだと蕎麦がスープ料理のメニューに載ってることもあるので、汁と一緒の麺類=スープ料理みたいな認識なのかもしれません。

スープについて長々と話しましたが、麺のほうは日本とかなり近い(なんなら同じ?)です。「日清カップヌードルの麺」といった感じです。赤い具材は、人参でした。

総評としては、日本のカップヌードルが100点だとしたら68点くらいです。麺料理の概念について考える良い機会をくれたことを加味して、72点にしてあげましょう。

Pollo picante(辛チキン)味

お次にいただくのは、Pollo picante(ポヨピカンテ:辛いチキン)味です。

先ほどのポヨ(チキン)味の辛いバージョンということで、どれくらいの辛さか気になります。早速を湯を注いでいきます。

見るからに辛そう…色味がかなり赤いです。

意外にも匂いはインスタントのコーンスープのような匂いで、辛さとは程遠いクリーミーさを感じます。では、いただきます。

ちょうどいい辛さ!食べてすぐは辛さが来ないのですが、後からホットチリ系の辛味が感じられます。辛さは強くなく、一般向けのピリ辛といった感じです。

具材はポヨ味と同じで、コーンと人参です。相変わらず「スープ(汁物)に麺が入ったもの」感があります。ですが辛味がある分、塩味が薄くても舌を誤魔化せてる感があり、麺とスープの相性はポヨ味より良いです。

総評は、76点です。

Carne(肉)味

続いては、Carne(カルネ:肉)味です。「肉味」……??

ネーミングがアバウトすぎやしねえか…?名前から豚、鳥、牛、一切の情報がありません。すでにポヨ(チキン)味があるので、消去法で豚か牛でしょうか。これは食べて確認するしかない…!

完成しました。カルネ味、いただきます!

…けっこう美味い!スープは醤油っぽい味で、豚の煮汁のような風味が食欲を引き立てます。もちろん日本の醤油ラーメンほど醤油の塩味は主張しませんが、それが逆にステーキ屋さんのちょっといい肉スープのような味に仕上がっていて美味しいです。

具材は、コーン、ネギ、そして本家カップヌードル同様、謎肉が入っています。先に紹介した二つの味には入っていなかったこの謎肉が、インスタントながら肉厚で、噛みごたえがあってジューシーな味わいです。

カルネ味は醤油っぽい味や謎肉の完成度(再現度)が高く、日本を思い出させてくれる一杯でした。84点です。

Queso cheddar(チェダーチーズ)味

そして最後にいただくのは、問題児、Queso(ケソ:チーズ)味です。

正直、あまり期待はしていません。チーズ味のラーメン…どうせ、くどくて粉っぽく舌に残るような、安っぽいチェダーチーズ味のスープなんでしょ…?まあ食べるけどさ…

フタを開けた瞬間、ブワッ!とチーズの匂いが襲ってきました。完全にうまい棒チーズ味の匂いです。

そして、まさかの具ナシです。申し訳程度に少量のネギが散見されます。このカップ麺、色々ハードすぎるって……。

気合を入れてお湯を注ぎ、 3分待ちます。

完成しました。チェダーチーズ味です。

見てわかる通り、スープが濁った色をしています。百聞は一見にしかずと言いますが、これは一見して後悔する珍しいケースです。やや食欲が削がれたところで、覚悟を決めて食べてみます。いただきます。

…………あれ…?悪くないぞ……?

くどくてしつこいチーズの味かと思いきや、意外にもあっさりとした味です。

チーズの風味はしっかりと感じるもののスープ自体はサラサラしており、コンソメスープに粉チーズをかけたような洋風な味わいです。チェダーチーズ味ということもあり、「ラーメン」として食べた時の麺とスープの相性は微妙ですが、スープ単体での完成度は高いと言えます。

食べる前に散々ディスってごめんよチェーダーチーズ味。謝罪の意も込めて、評価は79点とします。

まとめ

今回は、日清が作るペルーのカップヌードル4種をレビューしました。

麺料理の概念が日本とペルー異なるため、ペルーのカップヌードルは現地で受け入れられやすい味・薄めのスープになっていました。これがローカライズというやつなんですね。

これからも、南米にある日本の食べ物をレビューしていくので、ぜひ他の記事もチェックしてみてください!

以上、どすめとろすがお送りしました。

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